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契約をスムーズに締結するための営業テクニック

  • 執筆者の写真: rmatsumoto9214
    rmatsumoto9214
  • 4月9日
  • 読了時間: 4分

契約をスムーズに締結するための営業テクニック

契約をスムーズに締結するための営業テクニックは、顧客の心理を理解し、効果的なコミュニケーションを行うことが重要です。以下、各ステップをさらに詳しく解説します。


1. 信頼構築 (Rapport Building) — 心をつかむ「初動」テクニック

営業において最初の印象が後の商談の成否を大きく左右します。信頼関係を築くためには、次の点に注力します。


🔹 第一印象を意識する

  • 身だしなみ:相手の業界や立場に合った服装を心がける

  • 表情:自然な笑顔と目を見て話すアイコンタクトが重要

  • 声のトーン:落ち着いた声のトーンで話し、安心感を与える


    :「はじめまして。〇〇様のお話を以前拝見しまして、非常に勉強になりました。」と、相手の過去の実績や取り組みに触れると効果的です。


🔹 共通点を活用する

  • 相手の趣味、出身地、ビジネス上の共通点を見つける

  • 相手の関心事に触れ、「話しやすい人」と思われる関係を築く


:「私もゴルフが好きなんです。どのコースが一番お好きですか?」


🔹 信頼を獲得する傾聴テクニック

  • 相槌:「なるほど」「それは興味深いですね」などの相槌を入れる

  • オウム返し:相手の言葉を繰り返すことで「理解している」と伝わる

  • 要約:「つまり、〇〇ということでしょうか?」とまとめることで、相手の考えに共感を示します


2. ニーズ把握 (Needs Analysis) — 「本音」を引き出す質問術

顧客の本当の課題を見抜き、最適な提案につなげるには、適切な質問が重要です。


🔹 質問の種類と活用法

  • オープンクエスチョン(Yes/Noではなく、意見や考えを引き出す質問)

    • 例:「現在の課題はどのような点にありますか?」

  • クローズドクエスチョン(具体的な情報を確認する質問)

    • 例:「導入時期は〇月ごろをお考えですか?」

  • 深堀りの質問(「なぜ?」を重ねて、根本的な課題を探る)

    • 例:「その問題が発生している原因は何でしょうか?」


🔹 ペインポイントの発見

顧客が自覚していない「潜在的な課題」を引き出すことで、購買意欲が高まります。


:「現在の業務フローは非常に効率的に見えますが、さらに改善できる部分があるとしたら、どのような点が気になりますか?」


3. プレゼンテーション (Presentation) — 「価値」を伝えるテクニック

商品の「特徴」だけでなく、「ベネフィット」(顧客にとっての具体的なメリット)を伝えることが重要です。

🔹 FABE話法の活用

項目

内容

Feature (特徴)

商品やサービスの具体的な機能

「このソフトにはデータ分析機能が搭載されています」

Advantage (利点)

特徴が持つ優位性

「従来の方法より分析にかかる時間が半減します」

Benefit (利益)

顧客にとってのメリット

「結果的に、意思決定のスピードが上がります」

Evidence (証拠)

信頼できる事例やデータ

「〇〇社では、導入後3か月で生産性が25%向上しました」

🔹 視覚資料の効果的な活用

  • シンプルなスライドデザインで、重要なポイントが目立つようにする

  • データや事例を活用し、具体的な効果を示す


4. クロージング (Closing) — 「迷い」をなくすテクニック

商談がうまく進んでも、最後の「決断」を促すスキルが欠かせません。


🔹 サインポスト法(次の行動を自然に示唆する方法)

「次のステップとして、ご契約書をお送りしますね」など、自然な流れで次の行動に導きます。

🔹 選択肢の提示

  • 「AプランとBプランのどちらがご要望に合いそうでしょうか?」と、2つの選択肢を提示すると、顧客は「どちらを選ぶか」に意識が向きます。


🔹 クロージングのタイミング

  • 顧客が「うなずく」「興味を示す」といったポジティブな反応を見せたタイミングで、積極的に契約へ進めるのが効果的です。


5. アフターフォロー (Follow-up) —「関係強化」で次につなげる

契約後の対応が次のビジネスにつながる重要なポイントです。


🔹 感謝と安心のフォローアップ

  • 契約後に「ご契約いただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を伝える

  • 納品やサービス開始後も「その後、使い勝手はいかがですか?」と定期的に連絡を取り、顧客の不安を取り除きます


🔹 サクセスストーリーの共有

導入後の成功事例やデータを提示することで、顧客が「この選択で良かった」と実感でき、長期的な信頼関係につながります。


6. 心理学を活用したテクニック

心理的なアプローチを取り入れると、さらに成果が上がります。


🔹 カチッサー効果

「人は理由があると行動しやすい」という心理効果を活用し、提案には理由を添えると効果的です。

:「このプランは、他社様が〇〇の課題を解決した実績があります」


🔹 返報性の法則

相手に価値を提供することで、「お返しをしたい」という心理が働きます。


:「特別に今だけ無償で〇〇を提供できます」


まとめ

営業成功のカギは、顧客の立場に立って「信頼」を築き、「価値」を伝え、「安心して決断できる環境」を整えることです。これらのテクニックを組み合わせ、顧客の期待を超える提案ができれば、契約の確度は飛躍的に高まるでしょう。


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